和辻整骨院のブログ

2014年6月27日 金曜日

交通事故の基礎知識⑯

おはようございます。
最近、中学時代の同級生が車を運転中に自転車と出合い頭に接触したそうです。


あってはいけませんが、交通事故の加害者になってしまった場合,どのように対処すべきでしょうか。参考までに以下をご覧ください。

【事故直後】

直ちに停車し,負傷者救護にあたりましょう。

具体的には,被害者が後続車に衝突されたりしないよう安全を確保し,119番に電話をかけ,救急車を要請し,自分のできる限りの救護措置を行いましょう。

これを怠ると,ひき逃げとなり,自動車運転過失致死傷罪や危険運転致死傷罪のほか,道路交通法違反(救護義務違反)としても処罰されます。

次に,道路上の危険の除去を行います。三角表示板等を設置して後続車や対向車に危険を知らせ,可能であれば車両を安全な場所に移動します。

ただし,事故当時の車両の位置関係は,後に警察に説明する必要があります。位置関係が分かるように写真撮影をしてから移動するべきでしょう。

破片等が道路上に飛び散った場合,後続車や対向車に危険が及ぶものは移動するべきです。ただし,破片等の位置関係も,事故状況の資料となりますので,位置関係が分かるように写真撮影しておくとよいでしょう。

次に,110番通報をし,警察に自分が事故を起こしてしまったことを伝えましょう。

【事故後】

任意保険に加入している場合,事故後直ちに連絡を取り,被害者の氏名と病院を伝えましょう。

被害者に対しては,被害者側の都合に留意しながらも,きちんとお見舞いをし,適宜連絡をとりましょう。

たまに,保険会社から「見舞いに行かないように」あるいは「被害者と連絡を取らないように」と言われたので,被害者にお見舞いにも行っていないし,連絡も取っていないという方がおられます。


これは大きな間違いです。自動車運転過失致死傷罪等の処分において,被害者や遺族の処罰感情は大きく考慮されます。

被害者や遺族が厳しい処罰を望むか,寛大な処分を望むかの違いが,実刑になるか執行猶予がつくかの分かれ目になる場合もあります。


実刑になれば,判決確定後,刑務所に収容されます。執行猶予がつけば,執行猶予期間中に犯罪を犯さなければ,刑務所に入らずにすみます。

この差は大きいです。

被害者や遺族に対しては,決して逃げたり背を向けたりしないで,心から誠実に対応しましょう。

もっとも,被害者や遺族から,不当な要求を受けた場合には,断りましょう。念書への署名を求められても,断るべきです。被害者側の要求が正当なものか不当なものか分からない場合には,回答を留保し,弁護士に相談しましょう。

以上の通り,事故の加害者になってしまった場合には,警察への通報,被害者への対処等,すべてについて「正直に,誠実に」が重要です。

よく新聞やニュースで,「怖くなって逃げた」という話を聞きますが,事故後の対処としては最悪です。自動車運転過失致死傷罪等に「ひき逃げ」が加わるわけですから,実刑判決の可能性が高まり,また,刑期も長くなってしまうでしょう。

正直に,誠実に対処することが,結局は処分の軽減につながるのです。


投稿者 株式会社和辻コーポレーション

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